~目標なしに活動するだけでは、十分な成果は得られない~

「まじめにコツコツ」だけでは会社にお金は残らない

多くの中小企業の経営者は「こんなにがんばっているのに、なぜお金が残らないのだろうか?」と思っているのではないでしょうか。

会社が提供している商品やサービスが世の中に受け入れられて、そこから適正な額の収益が得られるはずなのに、なぜかお金が残らない。だとすれば何か原因があるはずです。「まじめにコツコツやってさえいれば、お金は後からついてくるものだ」と考える経営者もいると思います。もちろんまじめにがんばることは大切なことです。しかしながら、まじめにやっているだけではお金はついてきません。むしろ計画なしにただ動き回ると、大きなロスが生じる可能性も高いのです。

「経営計画」はむずかしくない

世の中には「金儲けは悪である」という風潮があるのも事実です。確かに社会から批判されるような行為によって金儲けをするのは悪に違いありません。でもお金を儲けることそのものは、悪なのでしょうか。

社長は会社の将来あるべき姿を頭の中に描いているはずです。しかしお金がなければ、会社を変えていくこともできません。儲けることは、経営を続けていくための大前提であることをまず認識してください。〝なぜかお金が残らない会社〟のほとんどは、「経営計画」をもっていません。

計画なしにやみくもに走り回る人と、計画を立てて目標に向かってきちんとものごとを進める人では、どちらがより成果を上げられるでしょうか。もちろん後者です。

経営計画を立てたら、実践することで儲かる会社にしていきます。そのために、いくらお金を残すのかなどの数字目標をつくります。

数字というだけで逃げ出したくなる人もいるでしょう。書店に並んでいる経営計画の本をみると、数字ばかりでむずかしそうな印象をもってしまいます。

しかし経営計画は決してむずかしいものではありません。いかに会社にお金を残すか、そのためには何をしていくのかを考えて、実行していくものです。要するに、会社にとって今何が必要かを考え、計画を立てるということなのです。

Point
会社の経営にも計画が必要。「経営計画」を立てて儲かる会社にしていこう
経営のヒント
利益=売上高(収益)-費用

経営計画はシンプルに考えるものです。その一例をおみせしましょう。

「いくら設けるか」「いくら利益を上げるか」を追求することが経営計画です。そして利益とは売上高など会社に入ったお金から、かかった費用を引いたものです。

つまり会社にお金を残す方法は、結局は入るお金を増やすか、かかる費用を減らすかのどちらかであるという単純な話になります。この「利益」について考えることは経営計画の出発点であり、目標にもなるのです。

2012年 5月 2日

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