~社長にヒアリングすることで、会社の将来性がわかる~

社長本人も重要な経営判断の材料になる

最後に、社長自身にヒアリングすることによる経営診断を紹介しておきます。ミッション、ビジョン、バリューといった経営理念や、決算書などの数値指標で会社を評価することも大切ですが、中小企業の場合は、特に社長自身が会社そのものといってもいいほどです。社長が会社をどうとらえているかを知ることは、その会社の現状と未来をみることになるのです。

左の図でとり上げた経営診断は、社長や幹部を相手に会計事務所の担当者がインタビューをして、その答えをもとにして分析するようにつくられたものです。 分析結果は点数化します。それらを表でみることで、自分の会社はどこが強く、どこが弱いのかを社長自身も知ることができるようになっています。

質問は5つのカテゴリーに分かれる

質問項目は「アカウンティング」「リーダーシップ」「マーケティング」「プロダクション」「マネジメント」の5つのカテゴリーに分かれています。 アカウンティングについての質問は、会計数字が経営に十分活かされているかを診断するものです。 リーダーシップについての質問では、チームのメンバーがいきいきと目標に向かって活動しているかどうかがわかります。

マーケティングについての質問は、新しい顧客を獲得するためのツールを整備しているか、効果的なビジネスを創出しているかどうかをみます。

プロダクションに関する質問は、顧客に提供するサービスの質の高さ、競争力のある商品をもっているか、また顧客や社員同士など関係者間のコミュニケーションが良好かどうかを知るためのものです。

マネジメントについての質問では、社長が社員に具体的かつ定量的な目標を出し、なおかつ、それを達成するための役割や責任をもたせ、自立した行動ができるようにしているかどうかがわかります。

こういう経営診断に興味のある方は、会計事務所に一度相談してみるといいでしょう。

Point
社長の考えや思いが、最終的には会社の将来を左右する。

2012年 5月 6日

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