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【3-31】四半期決算ごとに見直しをする

〜経営戦略上、攻めるか、守るかの決断を社長が下すのはこのとき〜

6カ月分の修正計画をつくろう

 1年分の経営計画をつくり、それに基づいた行動がスタートしてからも、定期的な見直し作業が必要です。
 1月にスタートしたら、3月末、6月末、9月末と四半期ごとに目標と実績のずれを必ず確認します。この確認作業をする場が、経営計画の反省会になります。
 1月には1年間の経営計画ができていますが、3月末にそれまでの3カ月間の実績を踏まえて、その後6カ月間(4月〜9月)の修正計画をつくります。
 6月末になったら4月から6月分の修正計画と同期間の実績とを照らし合わせた上で、またその後6カ月間(7月〜12月)の修正計画をつくっていきます。
 9月末になると、やはり直前の3カ月分の実績を踏まえて、10月から翌年3月までの修正計画をつくります。10月以降になると、次年度の1年間の経営計画づくりがスタートします。
 この流れが左の図のスケジュール表です。修正計画が3カ月分ずつ重なっています。次の四半期分の3カ月だけでなく、その先の3カ月分まで見通しを立てることがポイントです。
 経営計画と実績の違いをみながら、このようなサイクルで見直し作業を繰り返していきましょう。

守りに入ろうとすることも、やはりリスクを伴う

 実績が目標に達していなかったときには、問題点を洗い出していきます。
 目標に届かなかった分をどう取り戻すかについては、経費を削って利益を確保するか、積極的に広告宣伝などに力を入れるなど打って出るか、どちらの対応も考えられます。
 打って出るには追加経費が必要になりますし、リスクも伴います。しかし「攻撃は最大の防御」というとおり、あえて攻めに出ることで劣勢を挽回できることも少なくないのです。
 一方経費を削ることは、オーソドックスな防御策のようですが、これもやはりリスクを伴います。
 売上が落ちてきたときに経費を削ると、事業そのものが縮小してしまうことにつながるからです。
 どちらを選択するかは、まさに社長の決断にかかってきます。

ミッション、ピジョンに照らし合わせて決断を

 ただその決断を下す前提として、すべての社員からの情報が、常に社長まで伝わってきていなければなりません。
 今、市場で何が売れているのか。その中でなぜわが社の商品は売れていないのか。競合会社の状況はどうなっているのか。あ客さんの声はどうなのか。
 社内で得られるこうした情報を社長がきちんと吸い上げて、現場の状況を正確に把握することによって、初めて正しい経営判断が可能になります。
 そして決断を下すときには、必ず会社のミッションとビジョンに照らし合わせるようにしましょう。
 売上の回復のため、また利益を確保するためにとった行動が、自分たちが本来やるべきことからはずれてしまったら、そもそも会社を続けていく意味が失われてしまうからです。

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