過去の実績をみながら利益計画の数字をつくる
 利益計画のシミュレーションをしたら、1年間の利益、固定費、変動費、売上などの目標数値をもとに複数の帳票をつくります。商品別、部門別の月別の計画表や年計表などいくつものパターンがありますが、ここではその代表的なものをあげておきます。
 利益計画のシミュレーションをしたら、1年間の利益、固定費、変動費、売上などの目標数値をもとに複数の帳票をつくります。商品別、部門別の月別の計画表や年計表などいくつものパターンがありますが、ここではその代表的なものをあげておきます。
 また前期の10倍の売上とか、計画段階で減益になる数字を想定することは、通常はまず考えられません。
 利益計画づくりでは、過去の数字を必ず参照するので、その際に活用する書類も用意します。
 まずは「経営戦略方針総括表(売上・利益目標総括表)」について説明します。
 左の図の見本のように、売上高、各種経費、利益(損失)について、前期の数字と比較し、来期以降の利益計画の数値へ落とし込んだもの管理(予実管理)をしていきます。
 利益計画の数字については、万単位のおおざっぱなものでもかまいません。
各資料と照らし合わせながら、予実管理を行う
 経営計画づくりに欠かせない書類は、「経営戦略方針総括表」 のほかに、「過去四期分の損益計算書」があります。
 損益計算書の内容を、固定費、変動費、限界利益に分けて分析します。四期分を並べることで、その変動状況を把握することができます。
 また、「月別利益計画表」も必須です。売上高、変動費、限界利益、固定費、営業利益、営業外損益、経常利益を月別に割り振っていきます。
 経営計画が実際にスタートしたら、月ごとに実績と目標到達率を記入して、予算と実績の管理(予実管理)をしていきます。
 この予実管理の結果を四半期ごとの行動計画に反映させていきます。
 このほかに計画表として
●月別部門別売上計画表
●月別商品別売上計画表
●売上高年計表
 年計表(62ページ参照)として
●商品別売上高年計表
●固定費年計表
●人件費年計衰
 退済計画表(60ページ参照)として
●月別借入金返済計画表
●リース料金返済計画表
 などをつくります。









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