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【4-38】決算診断で経営体質を把握する

〜@〜Jの指標はとても大切なので、把握した上で対策を考えよう〜

経営に負担をかけているのは何かを把握しよう

 決算書の数字を利用すれば、@〜Jのことがわかります。どれも会社の状況を把握するために大切なものなので、活用をお勧めします。
@預借率
 借入金・割引手形に対する現金預金の割合。会社経営にとって重要な現金預金と借入金のバランスをみます。借入金を返せない危険性を判断するものといえます。
A売掛金の回収日数
 1日の売上高に対する期末の売掛金残高の割合。売掛金の回収にどれぐらいの日数を要しているのかをみます。売掛金の回収日数が長いほど資金負担がかかるだけでなく、不良債権化する傾向にあります。
B在庫日数
 1日の売上高に対する期末の在庫額の割合。在庫日数が長くなるほど不良在庫になります。また在庫が増えることは資産が増えることになるので、金利負担増を招きます。
C借入金対売上高比率
 売上高に対する借入金の比率をみます。借入金が適正水準かどうかを知るためにチェックします。
D年間必要売上高
 販売費および一般管理費(固定費)をまかなうために必要な、売上高の最低水準を知ることができます。
E現金預金比率
 売上高に対する現金預金の比率を出し、1カ月ごとにその推移をみます。現金預金の推移を知ることが経営には必要です。
F売上総利益率
 売上総利益が売上全体にどれだけの比率を占めるかをみます。経営が健全かどうかを知る上で非常に大切な指標です。
G一人あたりの月間人件費
 従業員の増加や賃上げなどによって人件費が増加すると、固定費の増加と売上総利益の圧縮につながるので、人件費の変動は毎月追いかけるようにします。
H役員給与推移
 たとえば、四期分を比較した場合、役員給与の増減があるか、あるいは未払いになっていないかどうかも把握する必要があります。
I仮払金
 決算書に仮払金が残っていたらおかしいと考えます。もし計上されていたら、その中身を確認した上で決算書を見直さなければなりません。申告をお願いしている税理士さんからの指導がなければ、我理士さんを変えた方がいいかもしれません。
P貸付金推移
 貸付金がある場合は、誰に貸したものなのか、返済の見込みがあるのかどうかを常に確認します。回収見込みのない貸付金は、税理士さんに相談して対応しましょう。

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