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もっと儲かる経営計画の作り方
『経営計画』


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もっと儲かる経営計画の作り方 『経営計画』
価格:1,260円


【4-39】5つの経営指標を計算しよう

〜貸借対照表と損益計算書の数字から指標となる数値を算出する〜

会社をみるポイントを知ろう

 経営計画を考えるとき、決算書に記されているさまざまな数字の中で、どれに注目したらいいのでしょうか。
 本書では 「収益性」「資金性」「安全性」「安定性」「生産性」の5つのポイントに注目します。そのポイントについてわかりやすく示す経営指標(数値)は次のとおりで、これらをみれば会社の体力がわかります。
@「収益性」→総資本経常利益率をチェック
 ……効率よく儲けているかがわかる
A「資金性」→流動比率をチェック
 ……返済能力に問題はないかがわかる
B「安全性」→自己資本比率
 ‥…つぶれないだけの体力があるかがわかる
C「安定性」→安全余裕率をチェック
 ……安定的に収入を得ているかがわかる
D「生産性」→労働分配率をチェック
 ……人件費に問題はないかがわかる
 それぞれのポイントについては、次からの項目で詳しく見ていきます。

どれも簡単に計算できる

 これらの経営指標の算出方法は、左の図に示したとおりです。
 たとえば収益性を示す「@総資本経常利益率」は、損益計算書の「経常利益」を「総資本」で割ったものです。「総資本」は貸借対照表の一番下の右側の「負債・純資産合計」(=「資産合計」) のことです。
 資金性を示す「A流動比率」は、貸借対照表の左上にある「流動資産」を、右上にある「流動負債」で割ったものです。
 安全性を示す「B自己資本比率」は、貸借対照表の「自己資本」を「総資本」で割ったものです。
 安定性を示す「C安全余裕率」は、損益計算書の「売上高」から「損益分岐点売上高」を引いたものを「売上高」で割ります。損益分岐点売上高は、売上高とかかった費用がゼロの地点をいいます。
 生産性を示す「D労働分配率」は、損益計算書の「人件費」を「限界利益」で割ったものです。限界利益は後の項で説明しますが、ここでは損益計算書の「売上総利益」とほぼ同じと考えておいてかまいません。

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